マルチドメインとは?

仕組みやメリットについて詳しく解説!

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マルチドメインとは?
仕組みやメリットについて詳しく解説!

レンタルサーバーを借りる際によく目にする言葉の一つがマルチドメインです。
サブホストやバーチャルホスト、バーチャルドメインなどとも呼び、レンタルサーバーを検討する際の重要な項目の一つです。

マルチドメインとは、ざっくりと説明すると、サーバーの領域を複数に分けることで複数ドメインを紐づけられる仕組みです。
これにより、1つのサーバーで複数のWEBサイトの公開・運営が可能となります。

今回は、マルチドメインについて詳しく解説します。
マルチドメインについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください!

マルチドメイン(サブホスト)について

マルチドメインとは、1つのサーバーを複数の領域に分割し、それぞれの領域にドメインを割り当てることのできる仕組みになります。
それにより、あたかも複数のWEBサイトを複数のサーバーで運用しているように見せかけることができます。

レンタルサーバーの仕様をチェックしていると、マルチドメインの他に、サブホスト、バーチャルホスト、バーチャルドメインなどと表示されていることもあります。
これらは、全て同じ仕組みになります。

例えば、「example01.com」でWEBサイト運営済みのレンタルサーバーがあったとします。
さらに、「example02.com」というドメインでもWEBサイトを公開したいとなった場合、同じサーバー内にマルチホスト設定を行うことでWEBサイトの運営が可能になります。

もちろん、マルチドメインで対応では、サブドメインでのWEBサイト公開も可能です。
マルチドメインのイメージ図

最近のレンタルサーバー(共用サーバー)であれば、ほとんどがマルチドメイン対応しています。
このマルチドメイン対応により、我々レンタルサーバー利用者は、1つのサーバー契約で複数のWEBサイトの運営が可能になっています。

注意
因みに、マルチドメインは、サブホストという言い方をすることもあります。
言葉が似ているので勘違いされる方もいますが、サブドメインとは全くの別物なので、その点は注意してください。

マルチドメインのメリット

  • 1つのサーバー契約で複数サイトを運営できる
  • レンタルサーバー料金を節約できる
  • WEBサイトの管理が楽になる

マルチドメインの最大のメリットは、1つのサーバーで複数のWEBサイトを運営できるところです。
これにより、契約するレンタルサーバーも1つで済み、コストを抑えて複数WEBサイトの運営が可能となっています。

また、1つのレンタルサーバーに集約してWEBサイトの運営を行うことができます。
その為、管理が煩雑にならず、手間が省けるのもマルチドメインのメリットの一つになります。

マルチドメインのデメリット

  • 障害時・トラブル時には全WEBサイトが影響を受ける
  • サーバー容量を圧迫する可能性もあり

障害時・トラブル時には全WEBサイトが影響を受ける

マルチドメインの最大のデメリットは、サーバーに障害が発生した際に、全サイトが影響を受けてしまうところです。
また、いずれかのWEBサイトでトラブルが発生すると、他のWEBサイトにも影響が出てしまう可能性もあります。

サーバー容量を圧迫する可能性もあり

それと、1つのサーバーでWEBサイトを運用しすぎると、サーバー容量を圧迫してしまう可能性もあります。
メモリやCPUへも影響が出てしまう可能性もあります。

マルチドメインを設定しすぎないことも重要なポイントになります。

因みに、一般的なWEBサイトの運営であれば、サーバー容量300GBもあると直ぐに容量がいっぱいになることはありません。
ですが、サーバー容量5GB程度しかないような格安サーバーの場合には、1サイトか2サイト程度が限界だとお考えください。

レンタルサーバーでのマルチドメイン対応

レンタルサーバー(共用サーバー)で複数のWEBサイトを運営する場合は、一般的にはサーバーのコントールパネル上から簡単に作業を行えるようになっています。
例えば、「ドメイン追加」や「ドメイン設定」などという項目からマルチドメインの設定を行えるようにしているはずです。

一般的に、月額1,000円程度のレンタルサーバーであれば、マルチドメインの設定数は無制限になっています。
ですが、格安サーバーになると、マルチドメイン設定数に上限が設定されており、設定できる数も少ないことも多いです。

基本的に、1つ目のWEBサイトの設定と同じ要領でマルチドメインの設定を行うことができます。

共用サーバーでのマルチドメイン設定の流れ
・ドメインのネームサーバーをサーバーへ向ける

・サーバコントロールパネル上からドメイン設定を行う

例えば、エックスサーバーであれば、このような画面から簡単にドメインの追加を行うことができます。
エックスサーバーのドメイン追加

簡単ですね。
これにより、サーバー初心者の方でも簡単に複数サイトの公開が可能になっています。

VPS・専用サーバーでのマルチドメイン対応

同じレンタルサーバーでも、VPSや専用サーバーを利用している場合、利用者自身でマルチドメイン設定を行う必要があります。

VPSや専用サーバーでのマルチドメイン設定の流れ
・ドメインのネームサーバーをサーバーへ向ける

・DNSレコードの設定を行う

・WEBサーバー(NginxやApacheなど)のconfファイルにマルチドメイン設定の書き込みを行う

・WEBサーバーを再起動

という流れが必要になります。

さらに、ここにSSLのインストール作業が発生します。
DNSレコードやWEBサーバーの設定は上級者向けの作業になるので、ある程度の専門知識が必要になります。

最後に!

本来は、1つのWEBサイトの運営には、サーバーが1台必要になります。
ですが、マルチドメインの仕組みにより1サーバーで複数のWEBサイト運営が可能になっています。

レンタルサーバーを利用する場合には、マルチドメインについて深く理解しておく必要はないです。
ですが、1つのレンタルサーバーで複数サイトの運営を検討されている方は、マルチドメイン対応しているかはチェックしておきましょう。

また、VPSや専用サーバーになると、それなり専門的な知識が必要になります。
上級者向けのサーバーを利用される場合には、その点も意識しておきましょう。

マルチドメインのまとめ
・1つのサーバーで複数WEBサイトを運営できる仕組み
・サーバー代を節約でき、サーバー管理も煩雑にならず楽
・トラブル時には全WEBサイトに影響が出る可能性あり
・VPSや専用サーバーでの設定は、専用知識が必要になる

この記事を書いた人

ダッチ

WEB制作・アフィリエイター。
大学卒業後→SE→プログラマーをえて、フリーランスとして活動しています。
レンタルサーバーやWordPressには詳しいので、分からないことがあればご相談ください。

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大学卒業後→SE→プログラマーをえて、フリーランスとして活動しています。
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