常時SSL化(HTTPS通信)の役割とSEO効果について詳しく解説!

常時SSL化の設定方法についても解説します!

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常時SSL化(HTTPS通信)の役割とSEO効果について詳しく解説!
常時SSL化の設定方法についても解説します!

今回は、WEBサイト運営では当たり前となった常時SSL化(Always On SSL)について説明します。

常時SSL化とは、常にHTTPS通信でアクセスできるようにWEBサイトの設定を行うことです。

WEBサイト全体をHTTPS通信でアクセスできるようにすることで、ユーザーは常に安全な状態でWEBサイトを閲覧・利用することができます。

さらに、HTTPS通信にはSEO効果も期待できます。
Googleの検索順位にも影響するので、常時SSLの設定は必須とも言えます。

そこで、WEBサイトの常時SSL化(HTTPS通信)について、効果や設定方法について詳しく説明します。
常時SSL化について詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

常時SSL化(HTTPS通信)について

常時SSL化とは、WEBサイトへのアクセスを、常にHTTPS通信(https://~)で行えるようにする仕組みです。

例えば、http://example.com/というURLのWEBサイトが存在していたとします。
この場合、リダイレクト設定を行いhttps://example.com/へ強制的にアクセスさせるようにします。

常時SSL化(HTTPS通信)のイメージ図

もちろん、下層ページにおいても、全てhttps://~のURLへリダイレクトするように設定しておく必要があります。

常時SSL化の設定を行うことで、ユーザーは、常に安全な状態でWEBサイトを閲覧できるようになります。

さらに、HTTPS通信には、SEO効果を得られるメリットもあります。
また、HTTP/2を採用することで、WEBサイトの高速化も見込めます。

Googleの検索順位にも影響することになるので、常時SSL化を行って常にHTTPS通信できるようにしておくことはとても重要です。

まとめると、常時SSL化によって以下の3つの効果を得られることになります。

  • WEBサイトを安全に閲覧できる
  • SEO効果を得られる
  • WEBサイトを高速化できる

WEBサイトを安全に閲覧できる

SSLの本来の役割は、インターネット上で送受信するデータの暗号化になります。
データを暗号化しておくことで、仮に第三者にデータを不正にみられても、解読することができないので安心です。

ただし、SSLをインストールしておくだけでは意味がなく、必ずHTTPSで通信できるように設定しておく必要があります。

仮にhttp://~というURLでアクセスしている場合、それはSSLを利用していないことになります。
常にHTTPS通信できるように常時SSL化の設定を行い、WEBサイトの安全性が保たれるようにしましょう。

SEO効果を得られる

常時SSL化のもう一つの重要なメリットがSEO効果です。

Googleは、ユーザーが常に安全な状態でWEBサイト閲覧できるように、HTTPS通信を検索ランキングの指標に組み込んでいます。
つまり、HTTPS通信を行うことで、Googleの検索結果に置いて上位に表示されやすくなります。

ただし、正直なところ、検索ランキングへの影響はそこまで大きくはないです。
HTTPS通信への過度な期待はできず、同じくらいの評価のページがある場合に、少し有利になる程度とお考えください。

WEBサイトを高速化できる

HTTPS通信により、通信プロトコル「HTTP/2(エイチティーティーピーツー)」を利用することができます。

HTTP/2とは、HTTP/1.1よりも通信効率化が効率化され、WEBサイトの大幅な高速化を見込める仕組みです。

HTTP/2を利用するには、HTTPS通信が必須です。
つまり、HTTPS通信によりHTTP/2を利用することができ、結果的にWEBサイトの高速化を期待できます。

常時SSL化(HTTPS通信)の設定方法

常時SSL化の設定には、いくつかの方法があります。
その中でも、今回は、一般的によく利用される2つの手法について説明します。

常時SSL化(HTTPS通信)の主な設定方法
・.htaccessで設定する
・WordPressのプラグインで設定する

常時SSLの設定を行う場合には、参考にしてみてください。

なお、常時SSL化の設定は、レンタルサーバー側で行える場合もあります。
その場合には、レンタルサーバーのコントールパネル上から行ってしまうのもおすすめです。

.htaccessで設定する方法

一般的に、常時SSL化では、.htaccessがよく用いられます。

基本的には、ドキュメントルート(公開ディレクトリ)に保存されている.htaccessへ以下のコードを追記するだけなので、非常に簡単に設定を行えます。
※もし、ドキュメントルートに.htaccessが保存されていない場合には、新規に作成してください。

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

コードの詳しい説明は省きますが、ざっくりと以下のような設定になっています。

HTTPS通信になっていない(オフになっている)場合には、https://~のURLへ301リダイレクト

これにより、HTTPS通信を強制化させることができます。
簡単ですね!

WordPressのプラグインで設定する方法

常時SSL化の設定を行う場合には、基本的に.htaccessを使った手法をおすすめしています。

ですが、WordPressを利用されている場合には、プラグインを利用してサクッと設定することも可能です。

常時SSL化のプラグインに関しては、検索するとたくさん情報が出てきますが、私のおすすめはこの2つです。

■WP Force SSL & HTTPS SSL Redirect
■Really Simple SSL

「WP Force SSL & HTTPS SSL Redirect」の方がシンプルで使いやすいです。
インストール後に、設定画面で「Redirect HTTP requests to HTTPS」をオンにするだけで、常時SSL化の設定が有効になります。

「Really Simple SSL」については、以前はシンプルに利用できたプラグインでした。
今は、セキュリティに関する様々な機能が追加されており、少し複雑なプラグインになっています。

もし、SSL以外のセキュリティ設定も同時に行いたい方には、「Really Simple SSL」もおすすめです。

最後に

今回は、WEBサイトの常時SSL化(HTTPS通信)について詳しくまとめました。

常時SSL化の設定を行っておくことで、ユーザーは常に安全な状態でWEBサイトを利用することができます。

さらに、HTTPS通信によりSEO効果も得られます。
と言っても、検索順位への影響はそこまで大きくはないので、過度な期待はできないですが・・・

加えて、HTTPS通信にすることで、HTTP/2を利用できるので、WEBサイトの高速化も期待できます。

上記のような理由から、今や、常時SSL化は必須の設定とも言えます。
常時SSLの設定は、必ず行うようにしましょう。

因みに、今回は常時SSL化の設定についてのお話しになります。
SSL自体について詳しく知りたいという方は、以下のページもチェックしてみましょう。

この記事を書いた人

ダッチ

WEB制作・アフィリエイター。
大学卒業後→SE→プログラマーをえて、フリーランスとして活動しています。
レンタルサーバーやWordPressには詳しいので、分からないことがあればご相談ください。

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WEB制作・アフィリエイター。
大学卒業後→SE→プログラマーをえて、フリーランスとして活動しています。
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