最近、Firebaseを触る機会があったのですが、その際思ったことが、
「サーバーサイドエンジニアはもういらなくない!?」ということです。
私は、サーバーサイドエンジニアと呼ばれる側の人間です。
自分の仕事を無くすようなことを言いたくは無いのですが、
残念ながらそう思ってしまいました。
まず、サーバーサイドエンジニアについて説明します。
例えば、
・データベースへ接続してデータの取得や登録、更新、削除などの処理を行ったり
・サーバー上で情報の処理を行ったり
・アップロードした画像をサーバー上に保存したり
・メールフォームからメールを送信したり
と、そのままですが、
サーバー側での処理を実装するエンジニアがサーバーサイドエンジニアです。
ユーザーからは見えない部分の処理を実装している人間ですね。
サーバーサイドエンジニアが使用する言語は多数ありますが、
WEB制作の現場だと、PHPやRuby(Ruby on Rails)が一般的です。
あとは、Python、Perl、java、Go言語なども使用されることがありますね。
サーバーサイドエンジニアとは逆に、
ユーザーの目に触れる部分の開発を行うのが、フロントサイドエンジニア(フロントエンドエンジニア)と呼ばれる人間です。
例えば、
ブラウザなどの画面上で、
・あるチェックボックスにチェックを入れたら、連動して何かのイベントが行ったり
・テキストボックスに数字を入れたら、その画面上に自動で計算結果を表示させたり
・都道府県を選択したら、連動して市区郡町村の選択用セレクトボックスが表示されたり
と、ユーザーの目に触れている画面上、
要は、フロントサイドで動作するプログラムのコードを書いている方たちです。
もう少し分かりやすいところで言えば、このWordPressの記事投稿などで使っているエディタの開発も、
ユーザーから見える部分の開発になるので、
フロントサイドの開発になります。
例えば、
ボタンを押すだけで文字を装飾出来たり、
タブをクリックするだけでビジュアルエディタとテキストエディタを切り替えられたり、
と便利ですね!
ただ、
フロントサイドでも、
例えば、
データベース内のデータを利用して画面上に表示させることは多々あります。
その場合、
サーバーサイドの処理(データベースへの接続やデータの取得)はサーバーサイドエンジニアが、
フロントサイドの処理(データを画面上に表示させる)はフロントサイドエンジニアが、
それぞれ作成を請け負うことになります。
WordPressのエディタでも、
既存の登録済みの記事をデータベースから取り出して、エディタ内に表示させたりします。
それに、記事を入力してから「公開」や「更新」を押すと、その記事がデータベースに保存されます。
この場合、エディタ自体はフロントサイドになりますが、
データベースに保存する処理はサーバーサイドの処理になります。
実際には、
小規模な会社だと、
サーバーサイドエンジニアとフロントサイドエンジニアを分けて採用する余裕が無いので、
そのような区分けがなされていない場合がほとんどですが。。。
※弊社でも、私がフロントサイドの開発まで行っています。
で、
冒頭で述べた「サーバーサイドエンジニアはもういらなくない!?」の件ですが、
Firebaseはサーバーサイド側の処理を行ってくれる非常に便利なサービスです。
データベースの処理も自分で実装する必要はありません。
ログイン機能なども、わりと簡単に実装できます。
まだ、Firebaseを使いこなしている訳ではないので不足している知識もありますが、
ざっと触ってみる感じだと、上記のようなことを感じました。
とは言っても、
直ぐにサーバーサイドエンジニア不要なるという訳ではないです。
それに、
不要になると思ったのは、
設計者から降りてきた仕様書を元にコードを書くだけのサーバーサイドエンジニアです。
全てのサーバーサイドエンジニアが完全に不要になることはないです。
今後の対策としては、
・サーバーサイドとフロントサイドの区別なく開発を行えるようになる
・設計書なども書けるようになっておく
・その他もろもろ
など、
1つでも多くの武器を身につけていくことが、
この業界で生き残っていく手段になると思います。
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