お客さんから、お問合せフォームからの反響メールが届かないと連絡が入りました。
で、本日は朝からこの調査です。
Apacheのエラーログを確認しても、特にエラーは発生しておらず、
さらに詳しい情報をお客さんに確認すると、
どうも「Gメール(example@gmail.com)」に変更すると届かなくなったようです。
それであれば、まずはメールログを確認です。
サーバはCentOS7になるので、以下のコマンドでログの確認を行えます。
# vi /var/log/maillog
すると、以下のようなログが残っていました。
Nov 20 13:01:55 xxxxxxxxxxxx postfix/smtp[20192]: 7923751BC62: to=
どうも「To best protect our users from spam」の部分のメッセージが怪しそうなので調べてみると、
Gメール側でスパムと判定されて弾かれている可能性があるとのこと。。。
対応策としては、
「SPFレコードを追加すればOK」ということだったので、さっそく登録することに。
SPFレコードは、TXTレコードとして登録します。
登録する内容は、「v=spf1 include:_spf.google.com ~all」になります。
これを、ドメインを管理している画面上から登録するだけです。
今回はムームードメインを利用されていたので、
ムームードメインのコントロールパネル上からの変更方法を紹介していきます。
※基本的には、どこのサービスでも大きくは変わらないと思いますが、
念の為に、各サービスに毎に設定方法などを調べてから変更を行って貰った方がいいです。
ムームードメインのコントロールパネルにログインすると、以下の画面に遷移します。
画面左カラムの「ドメイン操作」の中に「ムームーDNS」というメニューがあるので、選択します。
↓
取得しているドメインの一覧が表示されます。
該当ドメインの「変更」をクリックします。
↓
カスタム設定のセットアップ情報変更画面に遷移するので、少し下にスクロールして「設定2」まで移動して下さい。
この画面で、TXTレコードを選択して、
「内容」のテキストボックスに「v=spf1 include:_spf.google.com ~all」と入力して下さい。
で、「セットアップ情報変更」をクリックします。
↓
「カスタム設定をセットアップしてもよろしいですか?」と聞かれるので、
そのまま「OK」をクリックして下さい。
↓
これで、カスタム設定のセットアップが完了です。
↓
これで、TXTレコード(SPFレコード)の設定が完了です。
あとは、しばらく待てば設定内容が反映されます。
設定内容は、nslookupコマンドやdigコマンドで確認できます。
例えば、nslookupコマンドであれば以下を実行すれば確認できます。
# nslookup -type=TXT example.com
登録したTXTレコード(SPFレコード)が表示されていればOKです。
これで、作業は完了です。
SPFレコードを登録することで、メールのなりすまし防止の効果もあります。
せひ、SPFレコードを登録して、安全に利用できるしてみて下さい。
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