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常時SSL通信(常時HTTPS化)は本当にSEO対策に有効なのか?
と、ふと、最近思ったので、自分なりの意見をまとめてみることにしました。
まず、大前提として、Googleが、HTTPSを検索ランキングのアルゴリズムに使用すると言っている以上は、
SSL通信(HTTPS通信)の設定は検索ランキングに影響するのだと思います。
https://webmaster-ja.googleblog.com/2014/08/https-as-ranking-signal.html
が、今更導入したところでSEO効果があるのかということ。
こちらは、Google Chromeの、HTTPS経由でのアクセスの割合になります。
現時点で、既に93%がHTTPS経由(https://~)でアクセスされています。

引用元:Google 透明性 レポート
↓
さらに、国別で見てみると、日本でも、既に78%(2019年1月時点)がHTTPS経由でアクセスされています。

引用元:Google 透明性 レポート
日本は、他国と比べると、HTTPS経由のアクセスの割合が少し低いようですが、
それでも、SSL通信の設定がデフォルトになりつつあると言ってもいいです。
そんな状況下では、今更SSLを導入したからといって、差がつくのかということです。
「SSLの導入がSEOに効果があるよ!」みたいなことが騒がれ始めた数年前であれば、
多少は優位に影響したかもしれないです。
が、今更かな。。。というのが、正直なところです。
みんな同じことをやっているのであれば、その点に関しては差が付きようがないですからね。
それよりも、よく言われていることは、
検索結果の上位に表示させるためには、やはりコンテンツを充実させることが一番
ということです。
もう少し言うと、
「独自性のあるコンテンツ」作りも大切になります。
ただ、注意して頂きたいのは、今の時代、SSLの導入は必須だということです。
SSLを導入する一番の目的は、SEO対策ではなく、安全な通信を行えるようにすることです!
https://~でサイトにアクセス出来るようにしておけば、
万が一、重要なデータをアクセス中に盗まれても、データ自体が暗号化されているので、安全です。
Googleはセキュリティーのことを意識して、SSLの導入を進めてきました。
検索ランキングのアルゴリズムの中に組み込んでまで!
↓
常時SSL通信を行っていないサイトには、逆にペナルティーを与える!
などという時代が来るかもじれないです。
それに、Google Chromeでは、現在SSL通信を行っていないページでは「保護されていない通信」という警告が出るようになりました。
これ、見栄えが良くないですよね。
せっかくサイトに訪れてくれたユーザーが、即、離脱しかねません。。。
結論
完全に私の個人的な意見になってしまいますが、
結論としましては、
常時SSL通信の設定は、
・安全な通信のために、必須。
ただし、
・SEO効果はあるかもしれないが、今更導入したところで、検索順位に大して影響はないのでは?
ということです。
実際、SSL通信を導入したところで、検索順位が上がったというお客さんは、弊社にはあまりいないですし。
※実際には、少し上がった場合もありますが、誤差の範囲内でした。
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