WordPressで構築したサーバの移管
先日、こちらのブログのサーバを移管しました。
今までは弊社の会社サイト内に「blog_engineer」というディレクトリを作成して、
https://www.deep-deep.jp/blog_engineer/
というURLで公開していました。
が、今回の移管を機に会社サイトのドメインから独立させて運用させることになりました。
その為、
ドメインも変わり、
さらに公開ディレクトリも「blog_engineer」から「engineer」に変更することになりました。
なので、
https://deep-blog.jp/engineer/
というURLに変更することになります。
その際に行った大まかな流れをまとめてみました。
サーバ移管の流れ
①、新規ドメインの取得
↓
②、新規サーバの用意
↓
③、取得したドメインを新規サーバに紐づける
↓
④、旧サーバからデータベースのダンプを吐き出して、新規サーバ側にインポート
phpMyAdminなどのツールを使って旧サーバからデータベースのダンプファイルを取り出す
↓
取り出したダンプファイルを開く
↓
「www.deep-deep.jp」という文字列を検索して、全て「www.deep-blog.jp」に書き換える
↓
「blog_engineer」という文字列を検索して、全て「engineer」に書き換える
↓
書き換えが完了したら、ダンプファイルから新サーバ側のデータベースにデータをインポートする。
↓
⑤、旧サーバ上の「blog_engineer」以下のコンテンツを、新規サーバの「engineer」にアップロードする。
Tera Termなどのターミナルから旧サーバ側へ接続
↓
以下のコマンドでデータを移管
# rsync -e "ssh -p SSHへの接続ポート番号" -av /var/www/html/blog_engineer/ FTPサーバのユーザー名@新サーバ側のIPアドレス(またはホスト):/var/www/html/engineer/
例:rsync -e "ssh -p 2329" -av /var/www/html/blog_engineer/ bloguser@162.163.159.217:/var/www/html/engineer/
↓
ここで新サーバ側のユーザー名のパスワードを聞かれるので、入力してenter
↓
あとは、コンテンツの移行が完了するのを待つ
※画像を大量にアップロードしている場合には、それなりに時間が掛かります。
お使いのサーバによってはターミナルからのサーバへのアクセスが許可されていない場合があります。
その場合には、面倒ですが、FFFTPなどでサーバにつないで、手動で一旦コンテンツをダウンロードしてから、新サーバ側にアップロードしてください。
↓
⑥、新規サーバ側の環境に合わせて、「wp-config.php」の書き換え
※データベースのアカウントなどを書き換えます。
↓
⑦、旧URLから新URLへの301リダイレクト設定
これは設定しなくても移管自体は完了していますが、以前の評価を引き継げないのでSEO上はあまり良くないです。
長年運用されてきたブログであれば、必ず設定しておくべきだと思います。
.htaccessを用意して以下を追記する。
RewriteEngine on
RewriteBase /blog_engineer/
RewriteRule ^(.*) https://deep-blog.jp/engineer/$1 [R=301,L]
↓
旧サーバ側の「blog_engineer」ディレクトリ直下にアップロードする。
これで301リダイレクト設定は完了です。
※移管後、Analyticsを使ってアクセス状況の確認を続けていますが、
移管前と同様のアクセス数を獲得できているので、これも問題なしです!!!!
↓
⑧、移管後の最終チェック
移管後諸々のチェックを行い、問題が見つからなければ、これで移管作業は完了です。
最後に
サーバの移管方法としては他にもいろいろと紹介されていますが、
私はこのやり方が一番楽なので、よくこの手順で作業を行っています。
新サーバの用意だけ完了してしまえば、
④~⑧の作業時間は数時間程度で完了するので、
とても楽です。
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