前回の記事[ 【KUSANAGI】申し込み~初期設定 ]で初期設定まで完了したので、
次はプロビジョニングを行い、
WEBサイトを公開するまでのお話になります。
公開するWEBサイトは2サイトです。
実際のドメインをさらす訳にはいかないので、
①、1サイト目:http://sample01.com/ => WordPressサイト
②、2サイト目:http://sample02.com/ => WordPress以外(PHPで組んだフォームあり)で構築
としておきます。
それで、
プロビジョニングを行う前に、
先にDNSレコード(Aレコード)の設定を行っておき、
WEBサーバ(IPアドレス)とドメイン(sample01.comとsample02.com)の紐づけを行ってやります。
※方法は別途調べてください
※後からでもいいのですが、先に設定しておいた方がいいと思います。
ここからが、
# kusanagi provision [オプション] 【任意のプロファイル名】
を実行して、プロビジョニングします。
オプションには、それぞれ
sample01.com => 「--WordPress」
sample02.com => 「--lamp」
を指定します。
※オプション「--lamp」はLAMP環境の事なので、「Linux + Apache + MySQL + PHP」という構成になります。
プロファイル名には、それぞれ
sample01.com には「sample01_html」
sample02.com には「sample02_html」
を指定することにします。
こうすると、
それぞれ
/home/kusanagi/sample01_html/DocumentRoot
と
/home/kusanagi/sample02_html/DocumentRoot
のディレクトリが作成されます。
それでは、
■まずは、[ http://sample01.com/ ]の設定からです。
# kusanagi provision --WordPress sample01_html
WordPressインストール時の言語を選択します↓
ホスト名を設定します↓
Let's Encrypt(無料SSL)を設定します↓
※メールアドレスを入力します(確認の為、2回入力します)
※確認の為、2回入力します
※Let's Encryptを使用しない場合には、何も入力せずにenterでいいらしいです。
が、折角なんでインストールしておいた方がいいです。
データベース名を設定します↓
※確認の為、2回入力します
データベースのユーザー名を設定します↓
※確認の為、2回入力します
データベースユーザーのパスワードを設定します↓
※確認の為、2回入力します
プロビジョニングの完了です↓
■次は、[ http://sample02.com/ ]の設定です。
# kusanagi provision --lamp sample02_html
ホスト名を設定します↓
Let's Encrypt(無料SSL)を設定します↓
※メールアドレスを入力します
データベース名を設定します↓
データベースのユーザー名を設定します↓
データベースユーザーのパスワードを設定します↓
プロビジョニングの完了です↓
ここまでの設定が完了すれば、
実際に各サイトにアクセスしてみます。
■まずは、 https://sample01.com/ にアクセスしてみます
以下の様にWordPressのインストール画面が表示されれば、OKです↓
あとは、通常通りインストールを進めていけば、
サイトを公開できるようになります。
■次は、 http://sample02.com/ にアクセスしてみます
と言っても、何もファイルを作成していないので、
このままだと何も表示されません。
# vi /home/kusanagi/sample02_html/DocumentRoot/index.php
として
<?php echo "テストです!!"; ?>
と記述してみてください。
で、サイトにアクセスしてみて「テストです!!」と表示されれば、OKです!!
この後は、
勿論、脆弱性の対応などを行う必要がありますが、
取りあえずの公開設定は完了です。
因みに、
もし何らかの理由で作成したプロファイルを削除する場合には、
# kusanagi remove -y 【プロファイル名】
とします。
初めての設定の場合には試行錯誤しながらの作業になるので、
一から構築し直した場合もありますね。
その場合は、
上記で一度削除してから、
もう一度プロビジョニングして下さい。
上記のように「-y」を付けると、
プロファイル、設定ファイル、データベースをすべて削除します。
もし、データベースなどを残したいなどと言う場合には、
# kusanagi remove 【プロファイル名】
とすれば、
対話形式で進めてくれます↓
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