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CodeIgniter 3について
CodeIgniterとは、PHPのWEBフレームワークで、「コードイグナイター」と読みます。
軽量で高速なフレームワークで、フレームワークの中でも、比較的、少ない学習コストで覚えることができるので、
フレームワーク初心者の方にもおすすめです。
規模としては、小規模から中規模サイトのシステムの構築に向いており、
弊社でもWEBサイトやWEB APIの作成に利用したことがあります。
今回は、ダウンロードから、初期設定、「Hello World!」の表示までを説明するので、
良ければ参考にして下さい。
入門編なので、フレームワークのスクリプトはFFFTPを使ってチャチャっとアップして利用します。
ダウンロードからアップロードまで
以下のサイトから最新版をダウンロードして下さい。
https://codeigniter.com/
現時点での最新バージョンは、3.1.10です。
ダウンロードが完了したら、ZIPファイルを解凍して展開して下さい。
以下のようなファイル構成になっていると思います。
取りあえず、以下の3つをアップしておけば動作します。
applicationディレクトリ
sysytemディレクトリ
index.php
こちらを、WEBアプリケーションを設定するディレクトリにアップロードして下さい。
初期設定
初期で設定が必要なのは、application/config/config.phpです。
あと、データベースを利用する場合は、application/config/database.phpも初期のうちに設定しておきましょう。
config.phpの設定
まずは、application/config/直下のconfig.phpを開いてください。
$config['base_url'] = '';
という項目があるので、
この箇所に公開ページのURLを設定します。
トップページのURLをhttps://example.com/とすると、
$config['base_url'] = 'https://example.com/';
と設定します。
設定ファイルをアップロードしたら、
一旦、画面を確認してみましょう。
トップページ(https://example.com/)にアクセスしてみて下さい。
以下の様に表示されていればOKです。
database.php(データベース情報)の設定
データベースを利用する場合には、
application/config//直下のdatabase.phpを開いて、データベースの情報を記載します。
database.phpを開くと、以下の様な記述部分があります。
$db['default'] = array(
'dsn' => '',
'hostname' => 'localhost',
'username' => '',
'password' => '',
'database' => '',
'dbdriver' => 'mysqli',
'dbprefix' => '',
'pconnect' => FALSE,
'db_debug' => (ENVIRONMENT !== 'production'),
'cache_on' => FALSE,
'cachedir' => '',
'char_set' => 'utf8',
'dbcollat' => 'utf8_general_ci',
'swap_pre' => '',
'encrypt' => FALSE,
'compress' => FALSE,
'stricton' => FALSE,
'failover' => array(),
'save_queries' => TRUE
);
MySQLやPostgreSQL、Oracle、ODBCなどを利用できますが、
WEBアプリケーションの開発の場合には、MySQLかPostgreSQLの利用が一般的だと思います。
MySQLを利用する場合には、以下の項目を設定します。
'hostname' => 'DB ホスト名'
'username' => 'MySQLのユーザー名'
'password' => 'MySQLのパスワード'
'database' => 'データベース名'
'dbdriver' => 'mysqli'
もし、PostgreSQLを利用する場合には、
'dbdriver' => 'mysqli'
を
'dbdriver' => 'postgres'
に変更して下さい。
.htaccessの設置
.htaccessを設定します。
まず、.htaccessを作成して、以下の4行を追記するだけです。
RewriteEngine On
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule ^(.*)$ index.php/$1 [L]
この設定を行っておかないと、公開ページのURLに「index.php」が入ってしまうので注意して下さい。
Hello World!を表示
トップページ(https://example.com/)に「Hello World!」と表示させるところまで説明します。
まずは、
application/config/routes.phpを開いて下さい。
デフォルトのコントローラーを変更します。
$route['default_controller'] = 'welcome';
を
$route['default_controller'] = 'helloworld';
に変更して下さい。
↓
次に、コントローラー(Controler)の作成を行います。
application/controllers/HelloWorld.phpというファイルを作成して、以下のコードを記述して下さい。
<?php
defined('BASEPATH') OR exit('No direct script access allowed');
class Helloworld extends CI_Controller {
public function index()
{
$d["message"] = "Hello World!";
$this->load->view("index", $d);
}
}
これで、コントローラーの作成は完了です。
↓
最後に、ビュー(View)の作成を行います。
application/views/index.phpというファイルを作成して、以下のコードを記述して下さい。
<html>
<head>
<title><?php echo $message; ?></title>
</head>
<body>
<p><?php echo $message; ?></p>
</body>
</html>
これで設定は完了です。
再度、トップページ(https://example.com/)にアクセスしてみて下さい。
「Hello World!」と表示されていれば、OKです!
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