PHPでPDFを扱う為のライブラリー「FPDF」
今回は、FPDFというライブラリーについてです。
PHPの開発案件でPDFファイルを取り扱いたいという場合、
弊社ではFPDFを使用します。
基本的な使用方法は、
まず以下のサイトより最新版をダウンロードします。
http://www.fpdf.org/
次に、ダウンロードファイルを解凍して、サーバ上の任意の場所にアップロードします。
で、FPDFライブラリーを読み込んでやります。
require_once "fpdf/fpdf.php";
次に、オブジェクトを生成後、実際にPDFを出力してみます。
コードは以下の様になります。
require_once "fpdf/fpdf.php";
//オブジェクトを生成 $pdf = new FPDF(); $pdf->AddPage(); $pdf->SetFont("Arial", "B", 12); $pdf->Cell(40, 10, "Hello, input here"); $pdf->Output();
出力するPDFの方向や印刷サイズを任意に設定したい場合には、
オブジェクト作成時に引数を設定します。
PDFの方向を設定する場合は、
第1引数に、
縦方向:「P(もしくはPortrait)」、もしくは、横方向:「L(もしくはLandscape)」を設定します。
印刷サイズを指定する場合は、
第3引数に「A3」、「A4」、「A5」などを設定します。
また、
フォントのサイズや太さを変えたい場合は、
$pdf->SetFont()
の引数を変更します。
あと、改行を入れたい場合には、
$pdf->Ln();
を使用します。
これらの設定をいじった場合の具体的なコードは以下の通りになります。
require_once "fpdf/fpdf.php";
//オブジェクトを生成
$pdf = new FPDF("L", "mm", "A4");
$pdf->AddPage();
$pdf->SetFont("Arial", "B", 12);
$pdf->Cell(40, 10, "Hello, input here No.1");
$pdf->
Ln();
$pdf->Cell(40, 10, "Hello, input here No.2");
$pdf->Output();
次は、セルに線を付けたい場合の方法を紹介します。
紹介といっても、
単に$pdf->Cell()の第4引数に「1」を設定するだけです。
※セルの横幅や高さは第1、第2引数で設定します。
サンプルコードは以下の様になります。
require_once "fpdf/fpdf.php";
//オブジェクトを生成
$pdf = new FPDF("L", "mm", "A4");
$pdf->
AddPage();
$pdf->
SetFont("Arial", "B", 12);
$pdf->Cell(70, 10, "Hello, input here No.1", 1);
$pdf->Ln();
$pdf->
Ln();
$pdf->
Cell(70, 10, "Hello, input here No.2", 1);
$pdf->
Output();
※その他にも、設定出来る引数は以下のサイトでまとめてくれています。
http://www.phpbook.jp/fpdf/cell/index1.html
因みに、上記コードの出力結果は以下になります。
ただ、FPDFはこのままだと日本語を扱えません。
試しに、上記のコードで日本語を出力してみてください。
文字化けすると思います。
日本語を扱いたい場合には、日本語パッチを利用します。
その方法は、以下に記載しています。
[ FPDF 日本語を扱う ]
また、画像を扱う場合の方法は、以下に記載しています。
[ FPDF 画像出力 ]
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